いきいき通信オンライン 44号

いきいき通信オンライン 44号

2020年11月6日更新

2020年度いきいき通信年間テーマ

今私たちにできることは

今年は、新型コロナウイルス感染症という未知の脅威にさらされ、今まで体験したことのない社会生活の制限を受けています。先の見えない毎日の中で不安を感じている方や、生活の不自由さを感じている方も多いのではないでしょうか。
私たち職員も日々話し合い、最大限の対策を講じながら、これまで通りの支援を提供できるように努めています。この状況だからこそ、今私たちにできることを考え、発信していきたいと思います。皆さんと心を一つにして、この苦境をささえあい、乗り越えていきましょう。

第44号いきいき通信オンライン テーマ

新型コロナウイルス感染症から身体とこころの健康暮らしを守ろう

6月、全国の若年性認知症支援コーディネーター対象に、新型コロナウイルス感染症対策下における若年性認知症支援コーディネーターの活動に関するアンケート調査(認知症介護研究・研修大府センター)が行われました。
本人及び家族の生活については約95%が「影響あり」との結果で(図1・2)、「介護・障害福祉サービスの利用制限がある・新規の利用が止められた」「医療機関への受診控えや介護サービス事業所への利用控えが起こっている」「スポーツジムや図書館に通っていた方は居場所を失った」「福祉サービスが利用できないことや家族のリモートワークが増えたことで、家族のストレスも増大した」「本人が自宅に留まることで、家族の就労も制限されている」との声が寄せられました。
また、企業等の感染症対策(テレワーク等)が若年性認知症の人の就労継続について約64%が「影響を及ぼしている」との結果で(図3)、「テレワークになったが、実質は自宅待機だった」「出勤者が減る中で、同僚のサポートが得られにくくなった」「在宅勤務から復帰の見通しが立たない」などの内容でした。当法人においてもさまざまな対応に追われていますが、障害のある方々の社会交流が減ったり、介護者のご負担が増えないよう、通所施設・相談窓口ともに運営を続けてきています。皆さんの健康と生活を守りながら、今取り組んでいることを紹介します。

日中支援について

ご利用者様・職員から感染者を出さないよう、一人一人にできることを丁寧に続けながら、 感染症予防対策を講じて活動継続中です。 また、 感染症流行の影響を受け、就労中の方で出勤日数が減少したり、自宅にいる時間が増えてリズムが崩れてしまったりなど、日中の居場所に関するお困りごとなどあればご相談ください。新規の利用や見学も変わらず受け付けています。

「3密」をつくらない

通所施設においては、常時窓を開放して換気しながら、活動中の座席配置は一定の距離を保つように心がけています(写真 上 参照)。距離はとりながらも、気持ちはつながるように、新しいスタイルで楽しめるよう工夫しながら行っています。

こまめな手洗い・消毒の徹底

通所施設においては、常時窓を開放して換気しながら、活動中の座席配置は一定の距離を保つように心がけています(写真 上 参照)。距離はとりながらも、気持ちはつながるように、新しいスタイルで楽しめるよう工夫しながら行っています。

相談支援について

入館チェック・面談室のアクリル板設置

面談・訪問は、変わらずお受けしています。来訪者には、検温・手指消毒・マスク着用の入館チェックをしています。面談等で来られる外部の方には、「来所前のお願い」として ホーム ページ上に注意喚起をしてお越し頂いています。また、面談時はスペースを確保したお部屋を用意し、アクリル板を設置しました(写真右参照)。安心してご相談にご来所ください。

障害のある方の働く場を応援してください!

新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を受け、各地域において障害者の福祉的就労の場が打撃を受けています。例年参加していたイベントやお祭りなどの中止による販路の相談支援について縮小や受注作業の減少などにより、大幅な売り上げ減となっており、それにより安定した工賃が確保できなくなる恐れも出てきています。当法人でも新しい販路の拡大も検討していますが、商品を購入したり、身近な人に紹介したりなど、 障害のある方の働く場を是非 応援をお願いします。商品はホームページから注文票をダウンロードして注文もできますので、お気軽にお問い合わせください。

今年度の新入職員です 。どうぞよろしくお願いします

●氏名:森田裕太郎(もりたゆうたろう)

●職種:作業療法士

●あなたにとっての大切なものとは?

家族や友人、職場の方々や利用者の皆様との時間は大切にしています。

●皆さんへ一言:慣れないことも多く、たくさんご迷惑をお掛けしていますが、いきいきの一員として一生懸命頑張っていきたいです。


●氏名:池田友理乃(いけだゆりの)

●職種:作業療法士

●あなたにとっての大切なものとは?

誰に対しても思いやりを持って関わることを大切にしています。

●皆さんへ一言:利用者様と一緒に楽しい時間を過ごしていきたいです。宜しくお願いします。


●氏名:吹谷智佳子(ふきやちかこ)

●職種:臨床心理士

●あなたにとっての大切なものとは?

ご利用者様をはじめ、いろいろな方と関わる時間や、コミュニケーションを大切にしています。

●皆さんへ一言:非常勤で関わる時間が少ない分、一回毎の機会を大切にしたいと思っています。宜しくお願い致します。

就労継続支援B型 目黒区高次脳機能障害者支援センターいきいき*せかんど

季節限定商品紹介 10 月~販売予定

さつまいもマフィン

ゴマの香り、さつまいもとハチミツの深みのある甘さが特徴です。
1個 150 円

黒糖くるみビスコッティ

生地にくるみが入っており、黒糖の自然な甘さがお口全体に広がります。

5本入り150円

~カフェ休止のお知らせ~

毎月1回開催していたカフェにつきましては、飲食を伴うため感染症予防の観点から当面の間お休みすることにしました。楽しみにしていた皆様にはご迷惑をおかけして申し訳ありません。再開時には ホームページで改めてご案内させていただきます。

寄付金のお礼

このたび、ご寄付をくださったNPO会員の皆様におかれましては、当法人の活動にご理解とご協力を頂き、心より感謝申し上げます。皆様からお寄せ頂いたご厚意は、貴重な財源として事業運営に活用させて頂き、より一層専門支援の充実を図る所存です。今後とも、当法人事業への応援についてよろしくお願い申しあげます。
●寄付頂いた方:43名 ●寄付金総額:563,314 円 【8月末日現在】

寄付金のお願い

私共法人の理念は、制度の間にある人への支援を検討し、全国に普及啓発することであり、若年性認知症や高次脳機能障害の人のための専門施設が、その専門性を発揮して、安心・安全に運営を継続することが、何より大切なことと考えております。当法人の理念や活動に共感いただき、応援してくださる方は、大変恐縮ですが寄付金によるご支援、ご協力を賜われればありがたく存じます。 NPO法人は、賛助会員の皆様による事業の応援によって運営が成り立っております。皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。

NPO会員のご案内会員とは

  • ●NPO会員とは、主に賛助会員で構成され、事業活動を理解・応援して下さる方をいいます。
  • ●当NPO法人の場合、若年性認知症や高次脳機能障害の啓発活動を応援して下さる方が会員となります。
  • ●施設利用の有無に関わらず、応援することができます。

会費

  • 事務局の運営、並びに通信の発行や講座等の啓発活動に使われます。
  • ●入会金…1,000円
  • ●年会費…1,000円

新規NPO会員のみなさま

  • 今回1名の方に新しくご入会頂きました。ありがとうございます。今後とも宜しくお願い致します。


新型コロナウイルスと熱中症予防という、例年にない厳しい夏を迎えています。自宅での楽しみなど見つけながら、無理をせず健康に留意してこの夏を乗り切っていきましょう!